【番外編】宮城県に伝わる幻の磁器「切込焼」についての補足
以前こちらで何回かに分けて書きました、宮城県の加美町に伝えられた磁器「切込焼」についての補足の記事です。
ところでこちら
日本本土決戦 知られざる国民義勇戦闘隊の全貌:独破戦線:So-netブログ
の記事には、太平洋戦争の際に物資不足のため現在ではいわゆる伝統工芸品として有名な幾つかの銘柄の陶磁器でも、手榴弾が作られた歴史があるというくだりがあります。
切込焼は太平洋戦争が始まる前に衰退していたので、わかっている限りでは手榴弾生産に動員されてはいなかったようですが、だからといってこの種のいわゆる軍需産業と無縁だったわけではありません。
明治維新の際の戊辰戦争では、切込焼の工房で粘土製(つまりいわゆる焼き物の)砲弾が作られたこともありました。
<参考>
切込焼記念館の展示